SL-GMS Java アプレットについて

SL-GMS Java アプレット・デモ・ページは、Pure Java アプレットとして稼働する SL-GMS モデルをご覧いただけます。これらの画面は、さまざまな監視制御アプリケーションで、SL-GMS がいかに動的属性を持ったグラフィックスを Java の Thin クライアントとして提供できるかを示す一例です(Java プラグインは不要)。

コンパクトな Java クライアント、高速グラフィックスサンプル・アプレットは、SL-GMS J/Developer で構築したダイナミック・グラフィックス画面がいかにコンパクトで高速かを示すものです。それぞれのアプレットは、パフォーマンスが最適化されたコンパクトな Java の Thin クライアントの例で、グラフィックスを効率良く高速にダウンロード・描画・更新します。そして各アプレットは、属性がダイナミックにかつリアルタイムで変化するさまざまなグラフィカル・オブジェクトを含んでいます。 これら画面のオブジェクトのグラフィックスと動的属性は、SL-GMSDraw グラフィカル・モデリング・エディタによってつくられたものです。そして、SL-GMS Java コード・ジェネレータを使用して、SL-GMSDraw エディタで作成されたダイナミック・グラフィックス画面を構成するクラスの Pure Java ソースコードを生成したものです。これらのクラスは、コンパクトで効率的なランタイム・クラス・ライブラリを使用しており、それぞれのアプレットに完全に包含されています。

SL-GMS ツールで生成された Java コードは、Java アプレット、Java フレーム/パネル、Java Bean、または Java クラスと、さまざまな形での活用が可能で、ダウンロード時間、データ圧縮、再描画のパフォーマンスなどの観点から最適なソリューションを選択することができます。

それぞれの Java アプレットの名前の後ろには、ダウンロード時間の目安に、サイズが K バイトで示してあります。また、各アプレットの画面右端下には時間に関する情報が表示してあります。最初の数字は、アプレットが更新されている速さをミリ秒で示します。2番目の数字は前の更新に実際にかかった時間をミリ秒で示します。

これらのアプレットを駆動しているデータは、ダイナミックスを動かすためにシミュレートされています。ライブなリアルタイム・データへのインタフェースはシンプルであり、お客様のシステムでも容易に実現できます。また、データは、リアルタイム・データ・ストリーム、OPC データソース、または大規模なリレーショナル・データベースなど、任意の数のデータソースから構成することが可能です。

SL-GMS は、ダイナミック・グラフィックスの優れた「Unified Solution(統一ソリューション)」を提供しています。SL-GMS モデルは、Java クラスだけではなく、Visual Basic のような Windows アプリケーションの ActiveX コンポーネントとして走らせることもできます。

SL-GMS J/Developer の利点

Thin クライアント技術:

SL-GMS J/Developer のコード生成は、イントラネット/インターネット・アプリケーションの作成に、大変ユニークな利点を提供します。ほとんどのグラフィック・ソリューションでは、さまざまなグラフィックス画面を表現するための汎用クラスをダウンロードするか、またはグラフィックス・インタプリタ・エンジン全体とグラフィック・メタファイルをダウンロードしてインタプリタを実行します。どちらのケースも、カレントに表示しているグラフィックス画面では必要のないロジックや無関係のクラスを要する「重い」クライアントになってしまいます。そこで SL-GMS J/Developer では、特定のグラフィック・オブジェクトならびに画面に絞った動的な描画と更新を処理できる、最適化されたコンパクトな Java クラスを生成します。これにより、最も Thin なクライアントの作成による、性能無比なダウンロード速度を実現しています。


カスタマイズ可能なグラフィックス:

利用可能なグラフィック Java オブジェクトのクラスを拡張するためにコードを書く代わりに、SL-GMS J/Developer では、ユーザに SL-GMSDraw エディタを使ったグラフィック表現と動的振る舞いの定義ができる柔軟性を提供しています。さらに、開発者はダイナミック・グラフィックスを実装するための詳細の Java コーディングから解放されます。


迅速なプロトタイピング:

ユーザは、Java アプリケーション・コードを書き始める前に、SL-GMSDraw エディタでグラフィックス画面とオブジェクトを作成し、その振る舞いをプレビューすることができます。これにより、グラフィカル・オブジェクトと画面を迅速にプロトタイピングし、アプリケーション・プログラミング作業を開始する前に、さまざまなユーザ・インタフェースの選択肢を試すことが可能です。


統一されたソリューション:

Java プラットフォームが多くの分野で幅広く採用され始めている中で、従来のシステムのサポートがパフォーマンスや機能面で不可欠であるケースもあります。SL-GMS 製品では、UNIX、Windows、ActiveX 環境などの幅広いプラットフォームをサポートしており、SL-GMS で作成したダイナミック・グラフィックスは、これらのプラットフォームとグラフィック・フレームワークにおいて移植性に優れており、再利用ならびに共通のルック&フィールを推進し、これらインタフェースへの開発投資をお守りします。


コンパクトで高速な Java アプレット・デモ