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荏原環境プラントが、ごみ焼却施設における監視制御システムの開発で Microsoft .NET ベースの SL-GMS を採用

制御システム(DCS/SCADA)専門のダイナミック GUI/HMI ツールによって、
開発・保守工程における生産性を加速し、高性能な操作卓の TCO を削減

2018 年 5 月 22 日

リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人)は、固形廃棄物処理に関する卓越した技術とサービスを提供し、持続可能な社会の構築に貢献している荏原環境プラント株式会社が、ごみ焼却施設における監視制御システムの開発で、SL-GMS Developer for .NET を使用していることを発表しました。

荏原環境プラントは、廃棄物処理施設の設計・建設から運転管理・メンテナンスまでを含めたトータルソリューションを提供しています。半世紀以上にわたって国内外で 400 施設以上を納入、さらに 70 施設を超える国内運転を受託という業界トップクラスの実績の中で培ってきた豊富な経験・ノウハウやネットワークを活用し、効率的なごみ処理施設の運転管理を行っています。

その運転管理では、主軸となる中央制御室の監視制御システムによって焼却炉全体を安全に連続安定運転し、排熱エネルギーの利用や公害の抑制を行います。そして、監視制御システムの操作画面の開発では SL-GMS が使用されており、ごみの焼却量、焼却炉の温度、排ガス規制値などをグラフィックな系統図や計器画面で監視し、安全・安定に操炉できるよう、デバイスアラームなどの警報を表示します。

温度計、流量計、圧力計、レベル計、コントロールダンパやバルブなどのさまざまな膨大な数の計器で構成される複雑な監視操作画面は、SL-GMSDraw エディタを使ってアプリケーションから独立して対話的に作成し、現場からの通信によって警報色が変わる、機器運転指令・停止指令の操作画面を表示するなど、その動的振る舞いをすぐにプレビューして確認できます。そして、ダイナミック GUI が絡んだ制御システム開発コスト増加の2大要因である仕様変更やデータモデル/API 変更も容易に対応可能で、つくり直し工数を大幅に削減できます。さらに、システムや画面更新などに伴う保守工数を最小限に留めることで、制御システムの TCO 削減を実現します。

SL-GMS は国内においても 30 年近くにわたって、ごみ焼却炉の他、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理(BA)、セキュリティ監視、水処理、製造ライン監視などのさまざまな制御システム(DCS/SCADA)に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の一端を担ってきました。

ごみ焼却炉においては、燃焼の安定性、省エネ、操炉コスト、排ガスの排出基準が厳しい中、計装・制御への要求もますます高まっており、中枢となる監視制御システムの開発を SL-GMS が強力にサポートします。


■ 荏原環境プラント株式会社について:   www.eep.ebara.com/

■ SL社 (Sherrill-Lubinski Corporation) について:   https://www.sl-j.co.jp

1983 年以来、30 年以上にわたって、リアルタイムデータの監視とダイナミックでグラフィックな可視化で業界をリードしてきた、専門メーカーです。顧客企業は SL 社の技術を活用し、リアルタイムなビジネス/オペレーションのアクティビティ監視(BAM)、インフラストラクチャ/アプリケーション監視(APM)、プロセス制御やネットワーク管理などの業界特有の監視・制御アプリケーションを、エンドユーザに提供しています。製造業、エネルギー/公益、金融サービス、通信、宇宙/防衛、輸送などの各産業における世界のミッションクリティカルなアプリケーションで、世界 153,000、国内 14,600 以上がライセンスされています。株式会社 SL ジャパンは、1998 年に設立された SL 社の日本法人です。




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