SL Japan > 製品> RTView for APM
RTView for APM

SL 社の RTView は、サービス全体から、アプリケーション、インフラ・コンポーネントへとドリルダウン分析できる、エンドツーエンドの可視化と一元監視システムを、既存の監視ツールやデータで「カスタム」構築できるツールです。

ユーザ層、ミドルウェアとサーバ層、ハード OS 層の多層で分散したアプリケーション環境における監視・管理ツールや性能指標などの必要なデータすべてを、RTView のさまざまな接続アダプタによってリアルタイムに「直接」インメモリで集約し、特定のサービスやビジネス・フローの内容に応じて「カスタム」構成できるインフラ/アプリケーション性能監視システムを実現します。RTView は完全にオープンな監視ツールで、ダッシュボード監視画面と部品はもとより、画面上でのデータ集約、フィルタリングと分析、アラート、対応アクションはすべて 「ビルダー」で 「カスタム」メイクできます。

RTView は、「アプリケーションの現在の健全性はどういう状態にあるのか?」といった質問に常に答え、要求される品質保証レベル(SLA)内で即座にトラブルシューティングして問題を解決できるよう、支援します。多年における運用実績が、アプリケーションをサポートする部門特有のニーズに応えるツールとして RTView を進化させ、アプリケーション性能を即座にかつ直観的に確信して把握することを可能にしています。


クリックで拡大表示

クリックで拡大表示
こちらの大手銀行(トップ20)では、何百ものカスタム・アプリケーションへのリアルタイムで複数層の可視性を職務役割別に提供しており、個々のアプリケーションやインフラストラクチャ・コンポーネントの詳細にドリルダウンできます。 こちらの大手銀行(トップ20)では、Visio タイプのダイアグラムを使って、アプリケーション固有のコンポーネントの性能を、データ/プロセス・フローの文脈によって追跡し、システム低下による広範な影響を把握できるようにしています。

背景

今日の企業においては、IT は単にビジネスをサポートしているだけではなく、IT そのものがビジネスを左右するに至っています。これらほとんどの企業では、IT 技術を競争力の主要要因として捉えており、膨大な量のトランザクションと複雑なビジネス全体の処理で、IT 環境に完全に依存しています。さらに、これら企業の情報システム部門は、厳しいサービス品質保証レベル(SLA)を満たさなければならないという、顧客サービスの役割も担っています。

しかしながら、企業システムのアプリケーションが期待通りに性能を発揮しているかを知らずして、安定したサービス・レベルを提供するのは不可能です。包括的なアプリケーション性能監視(APM)なくしては、何千もの IT コンポーネント(ハードウェアとソフトウェア)とともに何百ものアプリケーションが相互にやり取りしている複雑なシステムを把握することは、極めて困難です。すべては一つの主要なアプリケーションまたはコンポーネントが、なだれのように問題を引き起こす可能性がある性能低下の引き金となって、重要なビジネス・サービスの停止になり得るのです。

これらの状況においては、IT 戦場のごとくの原因究明と問題解決で、コストはあっと言う間に膨れ上がります。さらに、本来ならば企業の競争力強化とビジネス拡大で新しいサービスの開発に注力しているはずの先導的 IT スペシャリスト達を、トラブルシューティングに長期間に渡って拘束してしまいます。

ほとんどの大企業では、数え切れないほどの監視ツールを使用しています。特にインフラストラクチャ担当部門は、これらのツールに膨大な投資をし、アプリケーション・スタックにおける特定のコンポーネントの性能維持で、かなり依存しています。しかしながら、それぞれの監視システムはサイロ化の傾向にあって、アプリケーションの最終責任者に対して、エンドツーエンドの可視性を提供することができません。

どのように違うのか

RTView がアプリケーション・サポート部門にとって特別なのは、既存の監視ツールや RTView のエンドユーザ・エクスペリエンス・モニターからのデータを含め、必要なすべてのアプリケーションとミドルウェアからのデータを集約できるからです。RTView は、それぞれのアプリケーション・サポート担当者の要求に応じてカスタマイズした情報のフィルタリング(切り分け)と表示画面を自由自在に構成して作成できるため、最もプロアクティブな監視機能と最短の問題解決を実現します。

RTView for APM は、IT オペレーションとシステム管理(IOM)ツール指向のレガシー・ソリューションをベースにした従来の高価で複雑な APM 製品とはどのように違うのか:

  • データの集約と永続化、表示画面、フィルタリングとアラートをカスタマイズして構成できる RTView は、アプリケーション・サポート部門特有の必要な情報すべてを提供できます。

  • アプリケーションから始まり、すべての情報、表示画面、フィルタリングとアラートは、アプリケーションを中心とした視点で提供できます。

  • 強力で極めてスケーラブルながらも軽量で効率的かつ低コストな RTView は、APM ソリューションの迅速で反復的な運用を実現します。

主な機能

一元化監視

すべての監視指標データとアラートを、統合されたリアルタイムな監視画面に履歴機能とともに集約でき、アプリケーション全体の健全性をビジネス・フローに沿って表示して監視できます。


極めて自在に構成可能

機能豊富で直観的な RTView ビルダー・ツールによって、データの集約、永続化(履歴)、フィルタリング(切り分け)、表示画面、アラートを、自由自在にカスタマイズ構成して構築できるため、アプリケーション・サポート部門が必要とする特有の情報すべてを提供することができます。


すべてはアプリケーションの視点から
すべての情報、フィルタリング、表示画面、アラートは、アプリケーション中心の視点で提供します。


コストを削減

強力で極めてスケーラブルながらも軽量で効率的かつ低コストな RTView は、それぞれの企業やアプリケーション・サポート部門が必要とする APM ソリューションの迅速で反復的な運用を実現します。


問題の切り分け 大量のトランザクションをカスタマイズ可能なアラート機能でフィルタリングすることによって、何が重要でいかに迅速に解決対応できるかの判断を可能します。

利点

RTView for APM は、企業に複数の面で貢献します。まず、RTView は今日の分散した多層で構成されるアプリケーション・インフラストラクチャの劇的な複雑さを解明し、性能と全体の健全性をエンドツーエンドで追跡することを実現します。次に、RTView は既存のインフラなど監視ツールを拡張することによってコストを削減し、APM ソリューション運用の成果を高めます。また管理者には、一元化されたアプリケーション中心の監視画面によって、性能指標、アプリケーション・スタック全層における分析、履歴ベースのより正確で直観的なアラートを提供できます。

そして、極めて自在に構成できる APM ソリューション構築ツールであるため、アプリケーション・サポート部門は、重要なアプリケーションが期待通りに稼働しているかの評価指標を正確に定義し、即座に的確な判断を直観的に行うことができるカスタム画面と機能を構築することができます。

リソース

RTView for APM データシート
適用画面例


RTView 製品構成(ビルダー、サーバ、アラート、ヒストリアン、データソース)のページへ



RTView デモ・ビデオ RTView 適用分野(ソリューション) ユーザ事例 AP 2016 関連資料